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イデコのデメリット | 年金が減るの?

デメリット
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確定拠出年金法が改正になり、
2017年1月から“iDeCo(イデコ)”の愛称で
スタートしましたね。

iDeCo(イデコ)のメリット

具体的なメリットとしては、
・毎月の掛金が全額所得控除となること
・運用益が非課税になること
・受け取りの際には、公的年金等控除または
退職所得控除の適用を受けること
3つが挙げられます。

その他の年金制度も変更になったので
ポイントを記載してみます。

国民年金からもらえる老齢基礎年金は
65歳から支給されますが、
これまでは25年間保険料を支払わないと
もらえませんでした。

現在では10年に短縮され、しかも国民年金と
厚生年金との支払期間を合算することも
出来るようになりました。

また、この「10年間」の条件には、
所得が一定額以下のために保険料を
免除されていた期間や学生納付特例によって
保険料が猶予されていた期間等も含まれています

結果、65歳からもらえる年金は下記となります。

・国民年金だけに加入→老齢基礎年金

・厚生年金保険に加入→老齢基礎年金+老齢厚生年金

・平成27年9月以前に共済組合等に加入
→老齢齢基礎年金+退職共済年金
(平成27年9月までの加入期間分)+老齢厚生年金
(平成27年10月以降の加入期間分)

iDeCo(イデコ)のデメリット

さて、“iDeCo(イデコ)”に加入すると、
メリットばかりでなく、デメリットもあります。

・60歳までは原則として解約不可であること

・国民年金基金連合会等への手数料が発生すること

加入時に2,777円、運用期間中は口座管理料として
167円/月+運営機関での保管料、
受取時には事務手数料が発生します。

・運用成績次第では、年金支給額が減ることも有り得ること
→確定給付年金や年金保険では、将来受け取る金額が
おおよそ決まっていますが、確定拠出年金である
iDeCo(イデコ)は個人の判断で金融商品を選択するために、
元本割れになる可能性があるからです。

・住宅ローン控除、ふるさと納税の限度額に
影響があること

拠出金は全額が所得控除の対象となりますが、
ふるさと納税の上限額は確定拠出年金の拠出した
金額に応じて減ります

また、住宅ローン控除での節税額が減少する可能性
あります。

・iDeCo(イデコ)の受け取りを“一時金扱い”にした場合、
退職所得控除の適用となりますが、会社や団体から受け取る
退職金と公的年金等控除(年金で受け取る場合)は公的年金と
合算して計算されます。

勤続年数が多い結果、退職金が多い方は受取時に
税金が発生する場合があります

まとめ

確定拠出年金法が改正してスタートした“iDeCo(イデコ)”ですが、
掛金・運用益・受取時の税金が優遇されるメリットがあります。

一方、60歳までは解約不可、運用期間中の手数料が発生するほか、
運用資産の成績次第では元本割れ、退職金が多いと逆に税金の支払いが
発生する場合があります。

ちなみに、2000年以前に国民年金基金に加入されていた
自営業者等の方は高利回りなので、確定拠出年金に移行する
必要はありません。

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