主婦の方はご主人の扶養を受けるため、
国民年金上は「第3号被保険者」に区分されますが、
保険料を自分で支払う必要がありません。
扶養されているかどうかは、
主婦の方の年収が130万円以下かどうかで区分され、
また20歳以上60歳未満という年齢制限もあります。
iDeCo(イデコ)
ところが2017年1月の制度改正により、
公務員や主婦の方でも確定拠出年金のを
上積みができるようになったのが
“iDeCo(イデコ)”の効果です。
NISA(小額投資非課税制度)と同じく運用益は
非課税ですが、NISAは非課税期間が5年と短く、
運用期間中は全て非課税に扱いになる
iDeCo(イデコ)の方が優位です。
さて、専業主婦でも加入出来るようになったのが
iDeCo(イデコ)の特長ですが、
掛金は月々の上限額である23,000円まで
拠出可能です。
掛金全額が非課税(所得控除)となるのが
メリットですが、主婦の方はもともと所得税や
住民税がかからないので、所得控除のメリットの
恩恵はありません。
それでも、iDeCo(イデコ)を一時金として
受け取る場合、つまり退職金の扱いのようにすると、
退職所得控除扱いとなり、税金がかからない場合が
あるのがメリットです。
またその他のメリットとして、万一、熟年離婚した場合、
iDeCo(イデコ)はご自分の資産になるので安心ですね。
また厚生年金の分割を扶養者である夫の分から
分割できるようになったため、厚生年金とiDeCo(イデコ)を
合わせて老後資金として、主婦の方が得ることが
出来るようになりました。
まとめ
個人型確定拠出年金で個人型DC“iDeCo(イデコ)”の
加入者の対象が主婦や公務員にも拡大されました。
主婦の方は、ご自分の財産にもなりますので、
加入すべきかどうか検討してみるとよいでしょう。