2017年1月から加入対象者が拡大した
個人型拠出年金“iDeCo(イデコ)”ですが、
節税効果が魅力的です。
掛金の納付方法
掛金の納付方法は2つあります。
①会社で自分の給与から天引きしてもらって拠出
②自分の個人口座から引き落として拠出
①の場合ですが、毎月の給与計算の際、
厚生年金や健康保険と同様、取給与収入から
iDeCoの掛金の額を控除した金額に対して
源泉所得税の金額が算出されます。
そのため節税効果が毎月得られることに
なるので、嬉しいですね。
しかも年末調整において、特に会社に書類を
提出する必要がないので便利です。
ちなみに所得税の節税効果が毎月であるのに対し、
住民税は翌年6月以降天引きされる際から
節税の効果を得ることになります。
②では、自分の口座から拠出するために、
当然ながら給与計算の際に反映されません。
年末調整の際、運営会社から発行される
小規模企業共済等掛金控除の証明書を
保険料控除申告書に添付、
会社に提出することで税金の還付を
受けることになります。
従って、①の方は年末調整や確定申告の際に
特に提出するものはありませんが、
②の方は必要書類を提出するよう忘れないように
しなければなりません。
まとめ
個人型拠出年金“iDeCo(イデコ)”では、
毎月の掛金を納付するのに、
給与から天引きするか、自分個人の口座から
拠出するかの2つの方法を選択することに
なります。
給与を天引きする場合、給与計算の際に
iDeCo(イデコ)の拠出金を課税所得から
控除されるため、年末調整や確定申告の際に
何かする必要はありません。
しかし、自分個人の口座から納付する場合には、
年末調整や確定申告の際に運営会社から
発行される小規模企業共済等掛金控除の証明書を
保険料控除申告書に添付して提出しないと、
税金が還付されず節税効果を得ることが
出来なくなります。
忘れないように提出しましょう。